みなさんは温泉に入る時、脱衣場等に掲示してある「温泉分析書」をご覧になっているでしょうか?
肌を美しくする「美人の湯」、保温効果の 高い「熱の湯」など各温泉地によって泉質・効能は様々。
洞爺湖温泉の湯にはどういった成分が含有されていてどのような効能があるのか?
洞爺湖温泉の温泉分析表、温泉分析別表をご覧になってお確かめください。
尚、この分析書及び分析別表は洞爺7号源泉の代替として新たに掘削された洞爺13号源泉を含む12源泉の混合泉を、平成17年9月に財団法人中央温泉研究所へ分析依頼し、作成された物です。



温 泉 分 析 書
1. 分析申請者 住所 北海道虻田郡虻田町字洞爺湖温泉町78番地
氏名 洞爺湖温泉利用協同組合
代表理事 川南明則
2. 源泉名及び湧出地 源泉名 洞爺湖温泉(源泉名 洞爺6・9・12・13号、共同1・2・3・4・5・6・7号混合泉)
湧出地 北海道虻田郡虻田町字洞爺湖温泉町78番地325
3. 湧出地における調査及び試験成績
(イ) 調査及び試験者 財団法人 中央温泉研究所  滝沢 英夫
(ロ) 調査及び試験年月日 平成17年9月29日
(ハ) 泉温 47.0℃(調査時に於ける気温 15℃)
(ニ) 湧出量 1430 ※L/min(掘さく・動力揚湯)※調査時の値
(ホ) 知覚的試験 僅微黄色澄明微塩味無臭
(ヘ) pH値 6.7(ガラス電極法)
(ト) ラドン(Rn) -- ×10-10Ci/kg ( -- M.E./kg)
4. 試験室における試験成績
(イ) 試験者 財団法人 中央温泉研究所  滝沢 英夫  鈴木 絢香  村田 稲子
(ロ) 分析終了年月日 平成17年10月19日
(ハ) 知覚的試験 僅微黄色澄明微弱塩味無臭
(ニ) 密度 0.9994g/cm3(20℃/4℃)
(ホ) pH値 6.63(ガラス電極法)
(ヘ) 蒸発残留物 1.376g/kg(110℃)
5. 試料1kg中の成分・分量及び組成
(イ)陽イオン
成  分 ミリグラム ミリバル ミリバル%
ナトリウムイオン(Na+) 294.2 12.80 55.29
カリウムイオン(K+) 19.2 0.49 2.12
アンモニウムイオン(NH4+) 11.0 0.61 2.63
マグネシウムイオン(Mg2+) 35.6 2.93 12.66
カルシウムイオン(Ca2+) 124.4 6.21 26.83
アルミニウムイオン(Al3+) 0.3 0.03 0.13
鉄(U)イオン(Fe2+) <0.05 - - - -
マンガンイオン(Mn2+) 2.2 0.08 0.35
       
陽イオン計 486.9 23.15 100
(ロ)陰イオン
成  分 ミリグラム ミリバル ミリバル%
フッ素イオン(F-) 0.6 0.03 0.13
塩素イオン(Cl-) 184.8 5.21 22.49
硫化水素イオン(HS-) <0.1 - - - -
硫酸イオン(SO42-) 251.2 5.23 22.57
炭酸水素イオン(HCO3-) 775.2 12.70 54.81
炭酸イオン(CO32-) <0.1 - - - -
AA AA AA AA
AA AA AA AA
AA AA AA AA
陰イオン計 1212 23.17 100
(ハ)遊離成分
非解離成分 ミリグラム ミリモル
メタケイ酸(H2SiO3) 124.5 1.59
メタホウ酸(HBO2) 10.3 0.24
メタ亜ヒ酸(HAsO2) 0.1 0.00
     
非解離成分計 134.9 1.83

溶存ガス成分 ミリグラム ミリモル
遊離二酸化炭素(CO2) 148.8 3.38
遊離硫化水素(H2S) <0.1 - -
     
        
溶存ガス成分計 148.8 3.38
(ニ)その他微量成分  (mg)
総水銀 (Hg) 0.0005未満 亜鉛 (Zn) 0.01未満
(Cu) 0.05未満 カドミウム (Cd) 0.01未満
(Pb) 0.05未満
6. 泉質
ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉(低張性・中性・高温泉)
7. 禁忌症、適応症等     温泉分析書別表中5に記載する。


温泉分析書別表
1. 源 泉 名 洞爺湖温泉(洞爺6・9・12・13号、共同1・2・3・4・5・6・7号混合泉)
2. 源泉所在地 北海道虻田郡虻田町字洞爺湖温泉町78番地325
3. 源泉分析申請者 北海道虻田郡虻田町字洞爺湖温泉町78番地
洞爺湖温泉利用協同組合
代表理事 川南明則
4. 泉   質 ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉(低張性・中性・高温泉)
5. 源泉での分析結果による療養泉分類に基づく禁忌症、適応症等は環境庁自然保護局長発(昭和57年5月25日)環自施第227号及び第228号によれば次のとおりである。
浴用の
禁忌症
浴用の
一般的禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(とくに初期と末期)。
泉質別禁忌症 該当項目なし。
浴用の
適応症
療養泉の
一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進。
泉質別適応症 きりきず、やけど、慢性皮膚病。
浴用の一般的注意事項
浴用上の注意事項
ア. 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当り1回程度とすること。その後は1日当り2回ないし3回までとすること。
イ. 温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
ウ. 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴場反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
エ. 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
(ア) 入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
(イ) 入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
(ウ) 入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない(湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
(エ) 入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
(オ) 次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
イ.高度の動脈硬化症 ロ.高血圧症 ハ.心臓病
(カ) 熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
(キ) 食事の直前・直後の入浴は避けることが望ましい。
(ク) 飲酒しての入浴は特に注意する。

(注) この別表は温泉法第14条による提示に必要な参考資料となるものである。

平成17年10月25日
               登録番号  14健地衛第1号      財団法人  中央温泉研究所